最近の悩みは前髪のハゲです。
日々をそこはかとなく生きているブログと言うかもはやツイッターレベルの日記です。
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- - -
勉強会へ行こう!――「会社を辞めても困らない人」になるスピード成長法
土曜日に図書館に行ったところ偶然発見したので読んでました。
ちょうど勉強会というか異業種交流会というか、そういうのに興味があったので。

本の主張としては、
・いかに勉強会とはどういうものがあるのか、とくにお勧めはどれか
・勉強会に行く事がいかにメリットがあるか
・勉強会に実際に行くには
・勉強会を開催するには
・なんか人生論
てな感じでした。

基本的には文章は平易で非常に読み易かったです。ものの3時間くらいで読めたし。
でも、なんかこう、ネットとかでよくある押し売り広告文みたいなにおいがどうも個人的には好きになれないんだけど。
主張自体はわりと正論なんだけどね。
ところどころ自分を大きく見せる書き方ってのが、やっぱやり方として正しいし読み易いし、なんだけど好きにはなれん。


勉強会には大きく講義があるタイプとないタイプ、参加資格のあるものとないもので分ける事が出来て、参加資格が必要な講義のあるタイプが一番有意義らしい。
なんか参加者の質とかが絞られるから。

メリットについてはまぁ、パッと読んだ感じは至極当然というか、思い付く理由を思い付くだけ挙げてみた感じでなんの印象にもないので割愛。
とりあえずタイトルにもある通り、自分を磨くことプラス人脈を築き上げる事ができることがいいのだと。
だから会社をやめてもなんとかなるんだーって。


勉強会に行くには、なんかミクシーとかグリーとか、ネットを使うのが良いらしい。
で、最初はとにかく行けと。
その勉強会があってるかどうかは、主催者の人の人柄でだいたいわかるらしい。
いつぞこのブログで書いた気はするけど、集団のカラーはトップのカラーに大きく依存する事が間違いないので、この主張は何かすげー納得した。
で、次に参加してる時に注意するというかやるべきこととして、さっさとキーコネクターを探すことらしい。
こういう人に気に入られる事で他の勉強会を紹介してもらう事も出来るかもしれないし(ハシゴしてるケースが多いらしい)こういう人は人懐こいから絡み易いらしい。


で、勉強会の開き方。
こういうの読んでて思うんだけど、正直参加するより開催したいと思う。サークル作ったときもそうなんだろうけど、結局あんまり他人のつくったルールに馴染めない性格なのかもね。
とりあえず、最初は自分たち参加者で持ち回りで講師を回すのが良いらしい。
開催時期は金曜日のPM8時からがちょうどいいらしい。土日よりも。
あとは部屋の手配の仕方やらなんやらとか書いてあったけど、それはまぁ普通にやりゃわかりそうなのであんま印象にない。
思ったのは、とりあえず今の学校の人間を集めてこういうのを卒業した後もやると良いのかも、とか。
つか学校の人間だけだとだれるから、その他にもちょいちょい人を集めてやれたらいいなー、とか思いました。


さすがに手元に本がないと記憶できていることが雑ですね。
まぁ、要は参加してみろって事なんでとりあえず体動かすことにします。
その後どうしても気になるようならもう一回読んで書きたします。
実用書の紹介と覚書 comments(0) trackbacks(0)
書いてマスター!決算書ドリル
評価:
日本経済新聞出版社
¥ 1,260
(2007-02)

買ってから気が向いたら中身たします。
実用書の紹介と覚書 comments(0) trackbacks(0)
財務3表一体分析法
診断士の事例4のために買った本。
まぁ、これ読む前は、財務分析?何それ?みたいな感じだったのですが、これを読んで若干すっきりした感じがしました。
これは2冊目らしく、分析の前に理解があるらしいのですが、それは読んでないです。
でも多分この人が書いてる導入書ってことなんだから、財務諸表の意義ってのは、普通に簿記習うよりはわかり易いのではないかなー、と思われます。
というか、あれだね、簿記2級くらいを受ける前に読んどくと頭がスッキリする本って感じだね。


肝心の内容は
・1.細部の勉強ではなく常に全体像を意識する。2.数字ではなくイメージで理解する。3.反復練習して理解を深める。という勉強法をすべき
・そのために、1.決算書を分析するとはそもそも何をすることか。2.分析のポイントをイメージで理解する。3.たくさんの業界を分析する。というやり方をしよう。
・会社の意義は「お金を集める→何かに投資をする→利益を上げる
・財務分析のポイントは、この大きな流れを掴む指標。
1.お金の集め方<自己資本比率>(財務レバレッジと書かれていた)
2.資産をお金に変える<総資本回転率>
3.利益を出す効率を見る<売上高経常利益率>
4.結局、どの程度のお金からその利益を生み出したのか<ROE>
・ビジネスで大事なのは、売上とそれの効率、ではなくて、何にどの程度<投資>して、どの程度の<リターン>を得られるか、ということらしい。
売上規模だけでは、その起業がすごいのか失敗したのかわからないよねー、という話。投資に対する、というのを一つの基準と見るという感じなのかな。いやこれは財務分析の問題点を挙げるときの指標のあげかたか。


まぁ、そんな感じで、お金を集め→投資を行い→利益を上げるのが会社の仕事であり、それを書くのが財務三表、つまり損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書なのだ、ということらしい。
その流れの重要性と、その流れに従って分析をすると大体その会社がやってることの雰囲気はわかるということはわかりました。
ただまぁ、キャッシュフロー計算書の重要性が、あんまり伝わってこなかった。
続きを読む >>
実用書の紹介と覚書 comments(0) trackbacks(0)
自分らしく生きるために―福祉の現場からのヒント
福祉現場の事例51個を通して、こうすべき、こう考えるべきという福祉利用者、提供者どちらにも向けられた本。
福祉とはという入り口としては比較的わかりやすいものだったと思う。
本論はタイトルの通り、「自分らしく生きること」の大切さを説いている。おおよそ人生観に近い話だけど、福祉と言う現場は文字通り命と接する場であるので、こういうことが大切なのだろうと思いました。
で、そのための実際にどうすべき、っていうのをいろいろ書いてました。
どちらかというと、経験談を元に執筆されているので(著者複数)、なんというか学問的にというか体系的にというかの理解ではないんだろうけど、現場をイメージしやすいなと思いました。
続きを読む >>
実用書の紹介と覚書 comments(0) trackbacks(0)
社長のギモンに答える法人税相談室
創業塾で勧めてもらった法人税に関する初学者用の本。
覚書。
実用書の紹介と覚書 comments(0) trackbacks(0)
彼と彼女の科学的「恋の法則」―“幸せな結果”を知りたいっ!
最近寝付が悪いです。おかげで読み終わりました((
なぜこの本を買ったのか、イマイチ記憶にございません。多分科学的と言う触れ込みに中てられたのでしょう。

総評。
胡散臭い。
でもまぁ割と面白かった。

この本の主張としては、人間は(というか生物は)子孫を残すために生きていて、感じる快楽感情その他諸々は、子孫を残す事を因として起こっている、って感じかな。
その上でこの本の中で重要だと書かれていたのは、男と女、他の男達女達との魅力のシーソーゲームだ、みたいな感じのこと。
まぁ、そういったことを中心としていろいろ事例(?)を解説していくという構成でした。

もちろん極論も多くて必ずしも納得出来る事を書いているわけではないんですが、そういう解釈の仕方もあって、確かにその角度から見ると捉えなおせる事象もまぁ、多々あるなと言う感じでした。
続きを読む >>
実用書の紹介と覚書 comments(0) trackbacks(0)
ヤクザの実戦心理術
7月の頭に何をとち狂ったのか、本をいっぱい買いました。
一人で帰路に着く時にのみ、電車の中の20分を使ってずっと読んでたんですが、ようやっと1冊読み終わりました。
や、他の本もたまに読んでた……というか他の本を先に読み始めたのにつまみ食いで読んでたこっちが先に読み終わってしまった。


まぁ、そんなことは置いておいて、ざっくりとこの本について振り返っておきます。

内容としては比較的ライト。
何でも著者が実際に見たり聞いたりしたヤクザの実際のエピソードを例に挙げて、心理学の解説なんぞもやや交えたりしながら、ヤクザのスキルについて解説してる、みたいな本です。
あったりまえだけど、これをそのまま実生活に活用する事は、一般人にはできないのではないだろうかと思うところですが、エピソードが語るエッセンスのようなものを抜き出して、使うも良し、使わせないも良し(後者の方が使う場面は多いのではないかと思ってる)で利用するのが良かれかな、と。

特に、自覚できた心理の動きは理性の制御下に置き易いってのはあると思うので、なんらかの頼み合いやらなんやらのときに、今こういう状態だからこんな風に自分を感じてるんじゃなかろうかと考える事で場合によっては打開やらなんやらに活用できたら良いんじゃないかね?


あと、この本全体を通じて言える事として、まぁ当然ながらヤクザの話が主です。
で、ヤクザに権力を与えるのは、結局「生命の危機」なんだろうなぁ、と感じました。
ERG理論とか、段階欲求説でも言ってるけど、結局本質的な人間の欲求は「生存の欲求」なわけで、これを脅かされるのがもっとも人を動かすに早い力だといえるよね。
しかも、ヤクザの場合、すぐに武力行使が可能かもしれないっていう、目先に見える恐怖ってのがあるよね。

これを前提として基本的に話を持ってってくわけで、そういう意味では、あまり自分では使えないかも。
まぁでも逆に言えば、武力とかそれに類する力を笠に着る事は結構大事だと言う事でもあろ。
あんまり好きじゃないけど。世渡りのためには必要なんだよね。
続きを読む >>
実用書の紹介と覚書 comments(0) trackbacks(0)
企画書は1行
ちょくちょく本屋とかでPOPとか付けて宣伝してて、気になってたので読んでみました。新書だし軽かろうと。

とは言っても読んだのもう1ヶ月近く前だからちょっと内容がうろ覚えになってしまいますが。


概要としては、実際のエピソードを交えて、こんな企画があったと言う紹介と、その時にその企画を一言で表す言葉があった、ということ。
筆者の主張としては、スゲー企画は、1行でそれを読んだ人にビジョンを思い描かせるだけの力があるのだということ。
そんで、そのビジョンとなって、光景が見える事こそがすばらしい企画の要件なのではないかと言う事。

逆に言うと考えた企画は、1行でまとめられるのか、ということ。
その1行がないものは、散漫になるというか、そんな感じ。



んー、やっぱり読んだのが前過ぎて全然思い出せない。
とりあえず、一個良かったのは、ナムコのフードテーマパークの話。
エンターテイメントには、ストーリーが要るという話。
ディズニーランドがそうであるように、虚構の物語の中に入り込む事が大事。らしい。実は、ディズニーランドってのが未だに腑に落ちてないオレには、想像するしかないと言う。
「銀河系のはるかかなたから音楽に長じたロボットがやってきた」
これが例に上がってた企画の1行。

なんとなく、主張は理解できるのだけど、ビビッとは来てなくて、そこらへん自分の中で落とし込んでいきたいね
実用書の紹介と覚書 comments(0) trackbacks(0)
3時間でわかるマクロ経済学入門
ほう、それは素晴らしい!




…ってなんかのセリフだっけ?
まぁ、そんなノリで読んでみました。全くもって難解であるマクロ経済学を3時間で攻略するために




結論。

3時間でわかるやつは天才って言うかもはや変態




ただ、マクロ経済学の入門書としては確かに相当わかりやすかったような気はする。
3時間理解はまぁ置いとくにして、マクロ経済の理解の一助としては十分満足



とりあえず、なんでマクロ経済がわかりにくいか、自分なりにまず分析してみた。

結論1
用語とか変数とかが何を言っているのかわからない

多分、マクロ経済が難解である最大の要因はこれだと思う。
一番初学で苦戦するのは、金融政策って何?財政政策って何?、国民所得?、GDP?、利子率?、投資?、それってつまり結局何なのさ?!っていうのがやってる内にこんがらがってくる、というより、何か理解する前にドンドン複雑なモデルに取り込んでくから最終的に何がしたいのかすらわからんくなる、という感じ。
これは、どっちかというと慣れの部分に依存するもんだと思う。個々の単語の概念を理解できるかどうか。
私も最初円高とか円安とか、どっちがどっちだっけ?ってよくなってたけど、それに近いと思う。
慣れたら瞬間的に判断できるんだよ。慣れるまで、毎回いちいちイメージしなくちゃいけなくて、それが多段的になればなるほど理解が難しくなる。
国民所得が上がると、だから何なの?とかっていうのがすぐに想起できるようにならないうちは経済学は苦痛だなー、と思うわ。
多分、これは、知ってる人からしたら地球は自転してるから太陽が昇って沈んでいくんだと言うくらいの当然の認識になっちゃうから、教えるのがメチャクチャ難しいんだろうね。
これを納得できるのは、論理って言うのもあるけど、どちらかというと慣れの部分に結局依存するから。
で、ぶっちゃけた話、知ってる人は、論理さえ通れば理解される、と思っちゃうんだよね。
でも、論理を越えたところの概念って言うの? なんて言うか、その論理がどう考えてもその通りだと言う感覚にまで昇華されない限り、真の意味での理解ってのはされないと思うんだよねー。

この辺が、人に教える時の知る者と知らざる者のもっとも大きな差ではないかとふと思った。

まぁ、ちょっと話が逸れたけど、一回出てきてそれが筋通ってたら今後も使って大丈夫、というノリで教えられるから頭が追い着かんくなるっていうのが経済学の難しいところなんだと思う。


当然だと思ってる人と思ってない人の差ってでかいよね。これが本書で3時間で理解できない決定的な原因だと思う。




結論2
論理の上に論理を積み上げていく
あと物理とかがわかりにくい要因もこれだと思う。

マクロ経済は、世の中だいたいこういうもんだという仮定をいくつも組みあわせる事で、最終的にはこうなるだろう、という分析に入ってく。
要するに、仮定を積み上げる事で経済のモデルを構築するんだね。

その結果、最終的なモデルって言うのは、基礎となっている仮定を理解できなきゃ絶対に理解できない。
ここがマクロ経済の面倒くさいところなんだと思う。

特に初学の内は、基礎となっている論理の考え方を確認し、その結果を利用して次の論理が成り立つことに納得し、というのを繰り返さなきゃいけないから、論理の集大成まで来ると、そうとうの回数論理の確認を繰り返さなければならない。
数理系全般に言える事かもしれないけど、これがとっつきにくい原因の一つだよね。

で、しかも論理を確認しようにも、単語の意味がわからず確認すらできない、となったらもう地獄だよね。勉強する気失せるよね。




まぁ、そんな経済学のややっこしさを乗り越えるには、ひたすら考えて考えて、慣れるしかないと思う。慣れると論理の意味がそこそこスムーズにわかるようになるから。
それは経済学に限った話ではないのかもしれないけど、マクロ経済は特にその壁が厚かったように思う。



さて、そろそろ本書の内容。

基本的な構成は、一見開きに一トピックという感じ。
だからどこに何が書いてあったかは大体すぐに戻って確認できるようになってて見易かった。
上で書いた通り、何度も以前でてきた論理を確認しに戻る事になるので…。
で、おおむね左のページに文字での説明、右のページで式とグラフによる説明がされている。
だから文章量自体も多くないし、数式やグラフに極端なアレルギーがなければそこそこ見易い作りになっているように思いました。


話の流れとしては
第一章 国民経済計算
1.マクロ経済学は何を基準に何を判断するのか
2.マクロ経済の基準たるGDPの特性について
第二章 財市場
3.GDPを構成する一要素である消費についてより詳しく。消費関数について
4.消費関数による財政と投資の乗数効果について
5.その他輸出入や税金による乗数効果について
6.45℃線分析について。GDPは需要と供給が一致する位置で落ち着くっていうのに基づく分析ですね。
第三章 貨幣市場
7.債券価格は利子率によって決定する
8.貨幣需要について(このへんの貨幣の需要ってつまりどういうことかっていうのがよくわからんくなった。貨幣は日本では現金通貨・普通当座預金・定期預金などをいうらしい)
9.マネーサプライについて
10.マネーサプライはどのようにコントロールされるか。銀行の準備率でコントロールできる
11.金融政策について。金融政策って要はマネーサプライのコントロールの事なんですね。貨幣の流通量をいじることと言えるかな。
第四章 IS−LM分析 この分析はどうやら経済のバランスが取れているかを多面的に示す指標、に使う者っぽい
12.ワルラスの法則について まったく実感がわかないけどこれのおかげで財市場と貨幣市場がバランス取れてれば債券(貨幣以外のもの)市場も良い感じと言う事になるらしい
13.IS線の導出。利子率が投資の額を決定して(利子率が低ければ投資はし易い)投資額が増えるとGDPが増える。つまり利子率が低ければGDPが高いという話。このへんから論理の積み上げが始まって大混乱に陥る(笑
ちなみに、IS線は財市場について取り扱っていて、財っていうのはフローの事で、言い換えるとおそらくはGDPそのもののこと。
14.LM線の導出。LM線は貨幣市場について。マネーサプライは一定であると言う論理の元、利子率が貨幣の投機的需要、GDPが取引需要を決定する。利子率が高ければ金は株とかにして持っていたい、世の中のものの流通量が多ければ、そのために動くお金の量も大きい。でも世の中全体として貨幣の量は一定だからというノリでLM線が導出される。
LM線ってなーんか胡散臭いな〜…。改めてまとめてみて思った。
15.IS−LM分析について
16.財政政策(政府支出の調整)と金融政策(マネーサプライの調整)の効果について
第五章 ケインジアンと新古典派
17.インフレと失業について
18.フィリップス曲線について
19.貨幣錯誤説について。フィリップス曲線は長期的には垂直
20.合理的期待と貨幣の中立性について

インフレっていう話を考えてて思ったけど、GDPをあげれば世の中の生産量は増えてるから良いよね〜っていうのが全体的な話の流れだけど、よくよく考えると、GDPっていうのは金額なわけで、インフレさえ起これば勝手に名目GDPは増えるんだよね。
実質的な生産量を増えてなければ、GDPだけ上がってもしょうがないわけで、でも財政政策も金融政策も基本的にインフレを誘発するものだよなー、と思った。
特にマネーサプライを増やしてもインフレ率が上がるだけで、実質マネーサプライは変わらないっつー貨幣数量説とか。


まぁ、こんな感じでした。
書き方も基本的には平易だし、入門書としては大満足。
ただ、3時間は無理

実用書の紹介と覚書 comments(0) trackbacks(0)
美しい経済学―15歳からの大学入門
経済学の授業を聞いているうちに何を言っているのかさっぱりわからなくなった!(笑

…ということで経済学の入門書っぽいのを!と思って読んでみました。


本の構成はおおまかに
1.ミクロ経済
2.マクロ経済
3.国際貿易
4.政府の役割
5.福祉国家とは

と分けられます。ちゃんと勉強したことないのでこれで全てなのかはよくわからないところなのですが、とりあえずミクロとマクロの経済学も紹介されてるし、大まかにはこれが経済学の取り扱う分野なんじゃないでしょーか?

社会科学ってどれを勉強しても思うんだけど、ぶっちゃけていうと答えがないよね。
大学受験と違って、研究対象というものに文部科学省が決めた範囲なんてない。っていうのを忘れてこれで全部わかったぜ、という気についなってしまいがちなのが怖いね。
まぁ、とりあえず、主流の経済学の分野の中で、さらにおおむね主流とされている主張の1つの概念を学んだに過ぎないっていう、そこらへんの『自分が何を知っているか?』を正確に把握する必要があるよね。

だから、ホントは勉強するときはウソでも「これが全部」と決め付けるとやり易いよね。特に人に教えるときは。
可能性があるとゴチャゴチャする。
だから敢えてそれらを捨ててシンプルにする事も必要。なんだろけどね。その結果それが全てだと思い込むようだとそれもそれでどうなのかなー、と思わなくもなくて、面倒くさい世の中だよね。

とりあえずテストにでるのは所謂表層の部分の経済学だけなので、まぁ今は割り切るしかないんだろけど。





本の感想。

物語形式って言うのかな、高校生の主人公がおじである教授に経済学を日常の問題に即して教えてもらっていくと言う感じ。
もともとがどうやら高校生を対象にした経済学入門の本らしいので、とりあげる例や表現は、比較的、あくまで比較的ですが平易なのではないでしょうか。
論文書くとわかるけど、難しく書きたくなるからね…。

ただ、はっきり言ってしまうと、一応の私程度の理解力を持ってて、かつ社会科学分野の研究をしてて、なんとなく経済学の雰囲気を知ってるという条件を持ってしても、所々理解するのに時間が掛かった。少なくともスラスラと小説のようには読めない。
別に理解できないわけじゃないんですけど、これを15歳が読んでどの程度理解できるのかなー、と思わなくはなかった。
いやま、出来ないとは思わないけど。ただ時間は私より掛かろうよ。相応の根気がいるんじゃないのかねー、と思った。

と、コンセプトに対して否定的な事を述べてみたけど、良かったと思うのは飽くまで『経済学』の本だったこと。端書にもあったんだけど、経済学って学問について書いてある。
学問って言う体裁を保つ以上は、これくらいの難解さは付き纏うものなのかもしれないね。





書いてあった事。
ミクロ経済。
高校の政経でも出てくる市場の需給曲線、神の見えざる手について。
一応、限界効用と生産費用の話から、なぜ需要曲線も供給曲線も下に凸で需要は右下がり、供給は右上がりなのかが説明されている。
けど、中途半端にはぐらかされていて逆にわかりにくいと思った。


マクロ経済。
これがわからんせいで授業もよくわからんくなったのだよね。
なんて言うのかな、マクロ経済はあまりに数字というか数学というかに頼りすぎてて、まぁ、数式ではそう言えなくはないよね?で、それホントなの?と言いたくなる……。
ただ、ミクロでも実際は使うんだけど、数学3Cくらいまでの数学の知識は普通に要った。
微分積分とか。無限等比級数の和の計算とか。なんか、触りの知識があれば良いとか言うレベルじゃなく実用で扱えるくらいに知ってないとわからないことがふえそうだなぁ、と思った。

で、マクロ経済そのものは国民所得=生産っていうのが基本的な考え方になるんだよね。
とりあえずここらへんを前提として納得しないと前に進めない感がある。
生産したモノってのは儲けた金として金額に換算できるっていうのを前提として、全部金を代用するという考え方から始まって、景気循環の話とか。
あと賃金を下げると景気が良くなると言う話とか。賃金下がれば働く人が増えるから生産量が増えて、生産が増えるから国民所得が増える、そうすると消費が活性化する…という極めて胡散くs(待て
生産=総需要=所得って言う、全てがちゃんと有効利用されているっていう前提がないと成り立たん理論だからなぁ。と思う。つか、読めば読むほど何か大事な事を忘れているというか無視しているような違和感がある。
まぁ、現代の最新経済学はさすがにもっと納得のいく形をしているだろうけど。
あとは総需要=消費(家計)+投資(企業)+政府需要+輸出−輸入の話とか。消費=A+α×国民所得になる、とか。
これを代入すると投資乗数が1/(1−α)となるとか、貯蓄(=国民所得−消費)=投資となるとか。
利率と投資の関係と、投資(貯蓄)と国民所得の関係から利率が下がると国民所得が上がっていくという、砂上に楼閣を組むような論理になっていったり…。こっちがIS曲線で、生産高と利率の関係をLM曲線で表して、IS−LMモデルにしたりとか。とか。なんというカオス。


国際貿易。
要は自国内でより生産コストの掛からないモノをつくりましょーって話。これを比較優位というらしい。
貿易が絡んでくると、全ての資源が絶対優位であっても比較優位の生産を行えば利益がでると言う話。
あとは一物一価の原則で、裁定取引が行われると言う話。安いトコで買って高いトコで売るってやり続けると見えざる手によって価格がバランスされるって話。

公共経済学。
外部不経済の話。税金を掛けると消費者余剰を確保できると言うぶっとび理論。
ま、言ってる事はわかるんだけど、環境破壊の被害額なんて正確には算定できないでしょ!と思う。
まぁでも反論を組み立てられるくらいにはわかり易い論理で、主張してる事の方向性は理解できる。
そんでそれに加えて、コモンズの悲劇と銘打って、ゴミ処理の問題に絡めてゲーム理論についての説明。囚人のジレンマってやつですね。
ゲーム理論を使えば、CPUの行動法則のプログラミングとか出来そうだよね。
あとはインセンティブという単語を頻繁に利用して、合理的な消費者を動かそうとしている。まぁ、わかるような、わからないような、と言う感じです。合ってるような、合ってないような。
まぁ、課税されれば消費が減るってのとかはわかるんだけど。後で課税したら不法投棄になって、先に課税したら大丈夫って言うのは今までの論理と比べて、即物的っつーかいまいち合理性を感じないっつーか、心理学に急に寄ってきたなぁ、と思った。

最後、経済政策について。
福祉国家と独裁主義は実は同じモノだ、という主張。ふーんって感じ。
経済学的には、福祉国家みたく何でも介入するのではなく、見えざる手をもっと活用すべきだって言ってるらしい。


まぁ、こんな感じです。多分、本当に学問としての経済学のもっとも原始的な考え方で、もっと本当は複雑なんでしょうけど、雰囲気と言うか概要は掴める本だったかなぁ、と思います。
実用書の紹介と覚書 comments(0) trackbacks(0)
| 1/2 | >>